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2020.12.21 Mon

サブ6帯のローカル5G無線局免許を申請。免許取得後、スマート工場環境下における開発実証を開始

株式会社エイビットは、2020年12⽉18⽇(⾦)に4.7GHz帯のローカル5Gの無線局免許申請を⾏いました。弊社は、2019年11月より、⼯場の5G化の強いニーズを受け、実験試験局免許で実験を重ね、ノウハウを蓄積してきました。今後、回路設計から⾃社で開発した完全国産ローカル5G機器を⽤いて、スマート⼯場の5G化を⽀援していきます。

INDEX

完全国産ローカル5G機器にてスマートファクトリーを支援

エイビットは、2018年度にサブ6帯で動作する5G評価システムを開発して以来、2019年11月には「AU-100」シリーズの実験局免許を取得し、自社オフィス内にローカル5Gの性能評価を行うなどの実証実験を重ねてきました。2020年に販売したローカル5G実証実験ット「AU-500」は、端末と基地局がセットとなった”⽇本初”のサブ6帯を採⽤したスマートファクトリー向けスタンドアローン構成として販売以来、多くの企業に導⼊されております。

エイビットでは、AU-500をご導入いただいたお客様の声や、電波伝搬の実証実験を通じてローカル5Gとサブ6帯についての 知⾒を集めてきたことに加え、スマートファクトリー向け産業⽤ネットワークについて、様々な企業からの具体的要求を元に、産業⽤通信規格の疎通実証を進めております。

今後、ローカル5G⽤無線局免許が交付されたのちには、これまで以上にお客様が導入を想定されるフィールドに近い環境で製品開発や実証実験を行うことが可能になると考えております。

エイビットは、今後もこれら5G技術の知⾒やノウハウを活⽤して、ローカル5Gのコンサルティングや実証実験の⽀援、 製造開発の受託を通じ、ローカル5Gの普及に取り組んでまいります。

エイビットのローカル5Gに関する取り組み

エイビットはこれまで公的研究機関が実施する5G実証実験に参加し、5G開発の経験を積んできました。この経験を活かして2018年度に4.6GHz帯で動作する5G評価システムを開発し、2019年度に⼤規模マシンタイプ(mMTC)のローカル 5G検証機セットAU-100シリーズを開発しました。このAU-100 では多数のセンサーを接続することができ、5G のIoT システムを構築してきました。エイビットは2019年11月にサブ6の実験試験局の免許を取得し、2020年4⽉にはローカル5Gを用いたIoT実証実験にも成功いたしました。2020年5⽉には、⽇本で初めて4.6GHz帯とスタンドアローン⽅式をサポートしているローカル5G検証機「AU-500シリーズ」の販売を開始しております。このAU-500シリーズは、令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」(※1)にて多く採⽤され、開発実証に利⽤されております。

(※1)https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000280.html